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幼児のどもりの原因
どもりは、医学用語では吃音(きつおん)と
あらわし、発音障害の症状のひとつです。
幼児期にははじめの音を何回もくりかえす
連発型吃音がほとんどで、男児に
あらわれることが多いようです。
幼児期に吃音症状が確認されたとしても、
小学校にあがるころには、およそ50パーセント
の割合で症状が消えていることが多く、
成長するにしたがって吃音はうすらぎ、
成人するころにはまったく治っている
というケースもあります。
一方で、連発をおさえようという意識が
めばえるために、身もだえの行動があらわれ、
はじめの音さえも出しにくくなる
難発型吃音に変化することもあります。
吃音の原因は残念ながら定かではありません。
おそらく、何かに対して脳や体が感じる緊張が、
ほぐれることなく積み重なってしまうことに
よるものと考えられているようです。
さらに、家庭環境、親の教育、兄弟関係、集団生活での
コミュニケーション等のさまざまな事柄が
複合的にからまるために、吃音の原因の特定は
むずかしいとしか言いようがありません。
幼児期の吃音に対しては、無理に治そうとしたり
原因を追及することよりも、
家族がおおらかな気持ちをもって、
幼児と一緒に心身ともに自然体で
リラックスして過ごすようにしたいものです。